テクニカルへの道~ROAD TO TECNICAL~

子連れ基礎スキーヤー奮闘記

スキー板のホットワックス掛けの基本 その2

      2018/08/23

いよいよホットワックス掛けの実践編。

まずはチューンナップテーブルなど、作業する環境を整えて、ビンディングブレーキストッパーをセットしたスキーをソールを上向きにして置きます。

ここで一つ目の注意点。バイスの上にスキーを置いて作業するときには、決して挟み込まないこと。
熱を加えたスキー板はデリケート。ストレスを与えるのは厳禁。
逆にワックスを剥がす作業ではバイスでしっかり固定したほうが良いのですが、クリーニング目的でホットワックスを塗ってスグ剥がすときには挟み込まないほうがよさそうですね。
そして、基本スキーのトップからテールに向けてワックスを塗っていき、剥がすので作業のし易い向きで。

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スイッチを入れたアイロンが設定温度まで温まったら、アイロンにワックスを押し当ててスキーの滑走面に垂らします。
img_2998

スキーのトップの部分から、垂らしたワックスのうえにワクシングペーパーを置き、アイロンを乗せてテールに向かって動かします。

ここで二つ目の注意点。アイロンは決して止めないこと。常に動かしましょう。
アイロンを止めてしまうとソールを焼いてしまう原因になります。
さらに三つ目の注意点。アイロンはスキーのうえに置いておくだけ。決して上から押し付けないこと。
どうしても垂らしたワックスを溶かすのに上から押さえつけたくなりますが、アイロンはスキーの上に乗せるだけにしましょうね。

一度ではワックスがキレイに溶けてくれませんので1回のワックスがけにつき5〜6回ほどスキーのトップからテールに向けてワックスを溶かしつつアイロンを動かします。
img_2995

だいたい均一に溶けたワックスがソールにしみ込んだら1回のワックスがけが終了。
もちろんスキーは2本あるので1セットのスキーのワックスがけは同じ工程を2回おこなうことになりますね。

img_3002

また、スキーのソールがきちんとフラットになっていないと均一にワックスが溶けてくれません。
この画像は子どものスキーですが、スキーのソールの真ん中がすこし凹んでいる(コンケーブ)ようです。
このような場合は、本来ならチューンナップに出してきちんとソールをフラットにしてもらうべきでしょう。

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