テクニカルへの道~ROAD TO TECNICAL~

子連れ基礎スキーヤー奮闘記

ケニー的コブと仲良くなる方法

      2018/08/22

元々コブ斜面がニガテだったワタクシですが、なんとかかんとか少しは滑れるようになってまいりました。

コブ斜面を滑るうえでワタクシなりに気を付けているポイントをまとめてみます。

その1
まずはコブのどの部分を通るのかを明確に意識すること。

コブが上手く滑れない時に通ろうとしていたのが青いライン。
コブの溝の部分、つまりコブの凹凸のなかでいちばん低い部分を選んで滑ろうとしていました。
心理的にコブの凹凸が怖いのでいちばん低い部分を本能的に選んでしまっていたわけですが、このラインを通ろうとすると溝にスキーがハマってしまうこと、コブが出来る過程で削り取られた雪が溜まってしまうことが原因でスキーをズラしてスピードコントロールすることが困難です。

ワタクシがいまコブを滑るときに意識しているのは赤のライン。
コブの高いところを乗り越えていくラインになります。
当然凹凸をクリアしなくてはなりませんが、コブの頭を乗り越えたところでスキーの前半部分の滑走面で雪面を触る、あるいは押さえる(力ずくで押さえるという意味ではありません)ことでスキーをズラしながらスピードコントロールすることが出来ます。

その2
ストックワーク
ストックをしっかり突くこと。
ストックを強く突くというよりは長く突く。
大げさに言えば常に左右どちらかのストックが雪面に刺さっていてストックで身体を支えながら滑るよう なイメージ。
ストックが常に刺さっていることでのスピードコントロールも可能になるし、ストックワークによって身体が回って(ローテーション)しまうことも防げますね。

また、整地で滑るときとは使いやすいストックの長さが変わる可能性も。
ワタクシは身長178センチですが、整地ではストック長さを115センチで使用しているのに対してコブでは110センチが調子良い。
これはコブを乗り越えるときに股関節を大きく曲げたポジションに合わせると短めのほうが使いやすいと思われ。

その3
いわゆる先落とし。
コブを乗り越えるときにどうしても身体が遅れてしまいがちになりますが、コブの山の頂点を越えたところでスキーと身体の位置関係を整えてやる必要があります。
スキーのトップを下げる(先落とし)という言葉が良く使われますがなかなか簡単には出来ませんよね?

ワタクシのイメージですが、スキーのトップを下げるのではなくブーツを身体の前から後ろに少し引いてやるようなイメージで感覚を掴むことが出来ました。

この操作、なにもコブ斜面を滑るときにだけ使うのではなく普段からショートターンをするときに常に意識をしておくと急斜面や、滑りにくい雪質の斜面での小回りでも良いポジションをキープしてスピードコントロールできるようになると思います。

あくまでワタクシなりのコブを滑る時のポイントをまとめてみました。
もちろん、コブの大きさや形状、雪質、使っているマテリアルの特性や個人個人の感覚がありますので全てのひとに当てはまるわけではないかもしれませんがご参考になれば幸いです。

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