サマーワクシング(天然サーモワックス)実践編

先日から開始した,スキーへのサマーワクシング(天然サーモワックス)。

気温の高い夏に,外気温と太陽光を利用してスキーを温めて,ホットワックスを浸透させ,硬くて溶けにくい低温用のベースワックスを効率よくソールに馴染ませることを目的に実施しています。

気温が35℃を超える晴れた日であれば,直射日光に当てて1〜2時間おくとスキーのソールをおおよそ60℃くらいまで温めることができます。

事前の準備として,ワックスのかかっていない,裸の状態でスキーのソールを日光浴させるのも憚られるので,まずは比較的柔らかい、高温用のワックスを塗りっぱなしにしておいて。

気温が35℃以上になる晴れた日の休日,ワタクシのサマーワクシング時にスキーを日光浴させる場所は午前11時30分ごろから日光を浴びせることができます。

2時間ほどスキーを日光浴させたら温まるので素早くワックスをスクレイパーで剥がします。

ワックスが柔らかくなっているのでスキーが冷えた状態のスクレイピングよりもはるかに楽にワックスを剥がすことができるはず。

スキーの温度ができるだけ下がらないように素早くおこないます。

そして,低温用の硬いワックス(TOKO トコ Base Performance ブルー を使用)をホットワクシング。

ワックスをかけたら常温に冷まして保管。

 

気分とスケジュール次第で同じ工程を2,3度繰り返してから最後は徹底的にスクレイパーとブラシを使ってワックス剥がし&ソール磨き上げをしてベースワックス完了としています。

滑走用のワックスは,アイロンを使った通常の工程で苦労せずにホットワクシングができるので,スキーシーズンが近づいてからあらためて実施するようにしています。

以上がワタクシ流のサマーワクシングの手順。

 

スキーの滑走性については、雪質などにも左右されるのでサマーワクシングを施したから確実によく滑るとまで断言できませんが、すくなくとも「ベースバーン」に悩まされることはなくなりました。

一度に作業できるスキーの台数が2台なので順番に行うと結構な手間と時間がかかりますが,ガリウム ペネトレーションヒーター THERMO CHARGERを購入するような投資は必要がない。

毎年,盆休みをメインに時間の取れる晴れた休日にのんびり作業するようにしています。


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