事前講習の翌日はいよいよ検定。
朝、宿を出発する時に驚いたのですが、なんと雪。
しかも結構冷え込んでおります。
検定の受付は9時からなのでリフトが動き出したら少し足慣らし。
やはりかなり硬い、アイスバーンが出現しておりました。(汗)
おそらく検定で使うであろうβ300のコブ斜面にも様子を見に行きましたがカッチンコッチンの青氷。
これじゃ、ちょっと手に負えないな、と憂鬱になりながら一度下山してトイレを済ませ、クルマに書類を取りに行き、スクールへ。
9時前に行きましたがすでに何名か受付が開くのを待っています。
ワタクシの前の方も、後ろの方もかなりの人生の先輩。
まだまだ52歳なんて若僧ですね、頑張らねば。
受付を済ませて貰ったゼッケンは4番。
10時にスクールの前に集合なので再度クルマに戻って書類を仕舞い、少し休憩したあと集合場所に行ってみると、平日の検定なのにスゴい人数。
多くのスキー場で雪不足のため検定が中止になってしまった影響でしょう、32名もの受検者が集まりました。
早速、主任検定員から簡単に説明があり、検定開始。
第2クワッドリフトで山頂まで上がり、β1000コースで整地小回りから。
この種目はゼッケン順のスタートです。
前走とワタクシの前3人をみているとやはりかなりのアイスバーン。
エッジングが強くなりすぎないように、スキーを回し込まないように。
後半2ターンほどスキーの走りについていけなくて、すこし足首が緩んでしまいました。
ゴールゾーンで丁寧に停止して、両ストックを突いて演技終了の合図はきっちりと。
2種目目はフリー滑降。ゼッケン10番から。
小回りのゴールから少し下がったところがスタートです。
とにかくスタートから漕いで、クローチングを組んでスピードを乗せて、ターン後半しっかり板に乗ってたわませるつもりで滑りました。
リズム変化は途中フォールラインにからんで小回りを。前日石水デモのレッスンで教わったように、ストックワークを確実に。
この種目でもスピードに乗せたなかでゴールでの停止と演技終了の合図は確実におこないました。
3種目目は第4クワッドでβ300へ移動して、コブ斜面脇の整地を使って大回り、その後不整地小回りという流れ。
大回りはゼッケン20番からのスタート。
フリーと同じようにスピードに乗せることを重視。
不整地小回りはゼッケン30番から。
スタート位置は少し下げられコブ斜面の出だし1/3くらい下ったところから。
なにしろアイスバーンなので上部の不規則かつ深いコブは手に負えないと思っていたのですがちょっぴり希望が。
コブのラインは3本。
下から見て左側のラインは浅いけれどピッチの細かいコブ。
真ん中のラインはリズムは細かくないけれど深い。
右のラインは真ん中ほどは深くないが、途中変則的なコブになっています。
ワタクシは真ん中のラインをチョイス。前日の石水デモに教わったことを意識しながらひとつひとつのコブを丁寧に滑り、なんとか苦手なアイスバーンのコブを滑り切ることができました。
4種目を終えたところでなんとお昼前。
32名もの受検者がいたので長期戦を覚悟しておりましたがめいほうスキースクールの方々のスムーズな検定運営には驚きました。
発表は午後1時ということになりましたので、昼食を食べて休憩。
そしていよいよ合格発表。
なんと、苦手種目の整地小回りと不整地小回りで75点をいただきました。
得意種目の大回り系種目で74点でした。
主任検定員からの講評は、「板をたわませることができるポジションを低速から練習してください」とのこと。
今回も合格することはできませんでしたが、苦手なシチュエーション(アイスバーン)での苦手種目(整地、不整地の小回り)で合格点を頂けたのは大いに自信になりました。
反面、得意なつもりの大回り系種目では良い滑りをしようと欲張ってチカラ入り過ぎたのかな、と反省。
32名の受検者のうち合格したのは1名となかなかに厳しい検定となりましたが、それだけ斜面状況が難しかった。
検定を受検した緊張感からけっこうな疲れを感じていましたがせっかく広いゲレンデが滑れるのにすぐに帰ってしまうのは勿体ないので2時間ほど頑張って滑りました。
スキーは「エース」のヘッドISL RDを使いました。
アイスバーンでも臆することなく滑りきることができたのは、このスキーの性能に助けられたことも大きいかと。
本日の滑走ログ
滑走距31.0km
標高差5510m
最高速度69.5km/h
リフト乗車 21本