石井スポーツカスタムフェア大阪 2023年リンクス梅田 スキーブーツを試し履き

初夏の恒例,石井スポーツカスタムフェア,今年も開催されているのでお邪魔してきました。

今回はスキーブーツの履き比べがお目当て。

現在愛用しているスキーブーツ,テクニカファイヤーバードは2年使用して,次のスキーシーズンで3年目。
年間の滑走日数は15日から20日程度なのですが年数が経つとプラスチックの劣化,ヘタリを考慮して,3年をめどにスキーブーツを更新するつもりなのです。

 

まずは次のブーツの候補として考えているヘッドラプターWCR。

お目当てのRAPTOR WCR 3はなく,RAPTOR WCR4(121000円)しかありませんでしたがとりあえず履いてみます。

ニューモデルはバックルの色がかわってカッコ良い。
しかし色やデザイン以外の変更はなさそうです。

 

いつも履いている25・5cmとワンサイズ大きい26・5cmをそれぞれ右足と左足に。

やはり26・5cmだとすこしゆとりがありすぎて,楽ちんだけれどしっかりホールドしてくれる感じはしない。
25・5cmがワタクシには適正サイズであることを再確認。

 

 

そして,このブーツ,以前にも試し履きはしたことがあり,その時と印象は変わらず,爪先にはゆとりがあります。

しかしブーツ内側,土踏まずからくるぶしのあたりはタイトにシェイプされていて,使用する人の足によってはすこしシェル出しや削りなどの加工をして足の収まりを適正にするのがベターかも。

ヘッドラプターは,今のテクニカの前に2足愛用していましたが,しなやかな「スパインバックル」とシェルの素材由来と思われる粘り感が好ましい印象として残っています。

足首のホールド感がもうすこし欲しいところですが,そこはオプションの「リキッドフィット」で補うということでしょう。

 

お次はヘッドラプターWCRとシェルのかたちがよく似ているラングWORLD CUP RS ZA+(126500円)を試してみようと思ったらサイズがない。

色とデザイン以外は実質同じモデルのロシニョールHERO WORLD CUP ZA+で試し履き。

両モデルともに昨年からの大きな変更はないようです。

足入れをしてみると,うん,これ良い。とにかくタイトで足が痛くなるというラング(ロシニョール)ブーツのイメージとは違いこれ(ZA+)ならシェル加工は必要なく,このままインソールを入れてカント調整すれば履ける。
フレックスもこのZAがワタクシの体重,体格ならちょうど良い。

 

一般的に前傾角が強いといわれるラング(ロシニョール)ブーツではありますがもともとすこししっかり前傾角をつけたブーツセッティングが好みなので問題なし。

ホールド感、足の収まり、そしてブーツを履いて立った時のポジションなどすべてにおいて良い感触。

このブーツに採用されている「デュアルコア」という固い素材と柔らかい素材を組み合わせて成型することで高いパワー伝達性とリバウンドを実現するとともに,着脱も楽になっているらしいのですが,店頭での試し履きでは実感はできません。

しかし,とくに現行のカラーリングになってからのラングはシェルの粘りが出ているという声を聞くので可能なら雪上で試してみたい。

ラングWORLD CUP RS ZA+/ロシニョールHERO WORLD CUP ZA+が今回試したブーツの中ではいちばんワタクシにマッチしそうです。

 

お次はフルモデルチェンジしたノルディカドーベルマン 5RD-S(141900円)
現在使用しているテクニカファイヤーバードWCは実質ドーベルマンの色違いなので後継機といって良いモデル。

精悍なブラックがとてもカッコ良いブーツですがかなり尖った性格のようで気軽に飛びつくのは得策ではないでしょう。

試し履きしてみると,踵からくるぶしが非常に狭く,ほとんどの人はシェルの加工なしにはきちんと踵が収まらないと思われます。

 

 

逆に,最近のブーツの流行りなのでしょう,爪先(指先)にはすこしゆとりを持たせているので踵さえしっかり収めることができれば意外に快適に使えるかもしれません。

 

しかし噂ではかなりカービング特性の強いブーツで,ずらす操作が難しいようなのでコブ斜面で苦労するだろうなぁ。

 

 

最後は鮮やかなブルーが目を惹くサロモン。

試乗会で履いたスキーの印象がよく,ブーツのほうも期待しての試し履き。

昨年から発売されたS/RACE2 130 WC(137500円)に加えて,今年は同じラスト92mmのS/RACE 130(137500円)というモデルが追加されていました。

履き比べると同じ130でもS/RACE2 130WCのほうがS/RACE 130よりもすこし剛性感が高くて好みなのですが、コブ斜面など含めたトータルでの扱いやすさはS/RACE 130の方が良さそうです。

ただ、どちらのブーツも足首のホールド感が甘く感じるのがマイナスポイント。

サロモンのブーツ、決して悪くはありませんがあえてこのブーツを選ぶ必然性も感じないかなぁ。

そのほかに、ダルベロやフィッシャーあたりも試してみたかったのですがお目当てのモデルにはワタクシのサイズはなく断念。

 

ヘッドのブースでは、今シーズン試乗していちばん気に入ったブルーのHEAD WC eSL RD FISが早々と完売したという噂は聞いておりましたが、展示されていなかったところをみるとその通りなのでしょう。

いつものようにSigerもいただきました。

じっくりとスキーブーツの履き比べをしたくて平日に行きましたが狙いどおり。

そして、ラングのスキーブーツがかなりワタクシにマッチしているというのが認識できたのが大きな収穫。

次期ブーツはヘッドのスキーを好んで使っていることもありヘッドでと考えていましたが、ラングのブーツをチョイスすることになりそうです。


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