2016-2017ニューモデル試乗記その1 HEAD i.SUPERSHAPE SPEED 170cm

家族スキーで訪れた奥神鍋スキー場で、ヘッドのニューモデルスキー試乗会を開催していたので、試乗してみました。

スキーヤーのスペックは、身長178cm、体重78kg
技術レベルは1級

試乗したコースは奥神鍋スキー場の第一ゲレンデ
雪質はややアイスバーンのうえにベシャベシャの春雪

まずは i.SUPERSHAPE SPEED 170cm 124-68-104(top-center-tail(mm))radius14.0m
定価125000円(税別)

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このスキーは、2010年モデルを気に入って愛用していました。
また、2013年モデルを友人が所有しているので何度か履かせてもらったことがあります。

まず、手に持った感触が「軽い!」
現行モデルに使われているプレートとビンディングになってから以前の同モデルに比べかなり軽くなっていましたが更に軽くなっているように感じました。

スキーを履き、スケーティングしている段階ではまったく違和感なくいつもどうりのヘッド。

リフトを降りてすぐの斜面で少し横滑り。
このモデルはかなりエッジグリップが強いので横滑りが苦手なひとには少し難しいかも。
しかしスキーの挙動は素直でへんなクセなどは皆無。

第一ゲレンデ上部の右端、斜度がキツくてみんなが滑らない部分が軽くクラスト気味になっているところを小回りしてみると、やはりさすがに少し難しいかな。

さらに下ったところを大回りで滑ってみるとさすがに本領発揮。
気持ち良いグリップ感とスキーの走りを感じます。

さらにもう一本リフトに乗り、今度は小回りメインで滑ってみます。

クラスト斜面では少々難しさを感じたものの、硬い斜面、およびそこにザクザクの春雪が乗っかった状態の斜面では普通に、とくにやりずらざもなくショートターンができます。
小回り用のサイドカーブが強いスキーのように勝手にスキーがターンしてしまうということはなく、滑り手の操作に忠実に反応するのが心地良い、このスキーの美点。
そして、従来の同モデルより軽くなったことに起因する不安定さ、頼りなさなどは一切感じず、逆に扱いやすさが明らかに感じられるのはさすがです。

あとで履いたレース系のキャンバースキーと比較すると、雪面のギャップを感じさせないしなやかさは、ロッカーの恩恵でしょうか。

やはり永らく続いている「スピード」と、「マグナム」のスーパーシェイプシリーズは間違いない選択で、久しぶりのフルモデルチェンジでも良いトコロはそのままに乗りやすくなっているのでたいへんお勧めできますね。

全ての年式のモデルに乗ったことがあるわけではありませんが、歴代のスーパーシェイプシリーズのなかでもニューモデルがもっとも出来がよい、傑作と言って差し支えない出来栄えだと思います。

1級受験くらいから、そしてスピードを出して滑るのが好きな人、体重が重めの人にはこのモデルが合うのではないでしょうか。

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