さて、1月の最終日曜日は年に一度だけ開催される国境スノーパークでのテクニカル・クラウン検定に挑戦してきました。
土曜日はかなり寒く雪も降っていたのですが夜のあいだに降雪はほとんどなかったようです。
気になるのは前日歯がたたなかったコブ。
雪が柔らかく、スキーが刺さってしまい転倒してしまったのでした。
そんなわけで夜のあいだに積雪があることを警戒していたのですがセーフ。
検定の受付を済ませてリフト2本滑る時間がありました。
整地斜面は前日よりもスキーの走りが良いので気をつけないと雑な滑りになってしまいそう。
コブは前日よりはなんとかなりそう。
そしてふと気がついたのがワタクシも含めてほとんどのスキーヤーは右外脚のほうが得意なので左ターン(右外脚)のエッジングが強いということ。
つまり、深くえぐれたり、コブのなかで段ができていたりと「イヤらしい」のは左ターンのコブであって、右ターン(左外脚)のコブはそれほど深くえぐれておらず素直なカタチなので滑り易いということです。
なので右ターンのコブでしっかりエッジングしてスピードコントロール、左ターンのこぶは通過するだけ、というつもりで滑ってみるとけっこうイケる。
今シーズンまだまともに滑ったのは1日だけのコブですがとりあえずなんとか滑れそう。
検定で使うスキーは、迷ったあげく、スキーはコブでのコントロール性を重視してTC-SHでいくことに。
この日の国境スノーパークでのテクニカル・クラウンプライズ1種目目は総合滑降から。
検定バーンは整地種目すべて「大谷第一コース」なのですが、整地大回り、小回りは急斜面部分のみを使用するのに対して総合滑降については上部の中斜面から急斜面に飛び込みようなコースを使います。
途中の斜面変化の先が見えないのでなかなか思い切ってスピードを乗せて急斜面に飛び込むのは勇気が必要で急斜面部分はかなり左下がりの片斜面と、コースの攻略がキモになるところ。
スタートしてやはり目一杯のスピードで突っ込むのはコースをセパレートしているわけでなく一般のスキーヤー、スノーボーダーが滑っているゲレンデでは怖いので斜面変化部分で誰かがいても避けられるように慎重に滑ってしまいスピードが乗らない。
急斜面部分で2ターン目に中回りを2ターン入れたのもスピード不足のなかでは逆効果になったか?
大回りは大谷第一コース急斜面部分の斜面を見下ろして右側からスタート。
コースが見渡せるので総合滑降と比べると気が楽ではありますが、片斜面への対処が難しいことには変わりありません。
すこし山回りを引っ張り、コースをワイドに使い、右ターンでしっかり外傾をとって滑ってみました。
小回りは同じく大谷第一コース急斜面ですが、斜面を見下ろして左側からのスタートになります。
最近どうもスランプ気味の整地小回り。
うまくスキーを動かすことができず、少々強引なエッジングになってしまいました。
そして、不整地小回りは大谷第一コース途中のリフト下をくぐり、乗鞍第一リフト乗り場への連絡コースの急斜面に作成されたコブ斜面でした。
この日は検定時にコブのラインが2レーンありました。
前日からあった左側のラインと、もう1本右側にラインができていました。
そして、2本のコブラインのあいだにはコブではないただの不整地。
テクニカル受験者の半分近くはこの真ん中のラインを滑っていました。
本来ならばいちばん斜度のある右側を行くべきですが自信がないので左側のラインを選び、右ターンをしっかりとして左ターンは通過するだけ、の意識で深くエグれたコブや段掘れのコブもうまくこなすことができ、ワタクシ的には会心の滑り!
どうしても苦手意識の残るコブできちんと滑りきれたのは今回の収穫。
そして、合格発表。
今回はテクニカル・クラウンともに合格者なし。
ワタクシは大回り、不整地小回りが74点、総合滑降、整地小回りが73点という結果。
まだまだ精進しなくては。
主任検定員からの講評では、当日は国境スノーパークでは珍しいくらいの良好な雪質だったのでかなり厳しく採点したとおっしゃっていました。
ことに雪質の良いなかでみなさんスピードが足りないということをしきりに言われておりました。
この日のシーズン券活用金額
国境高原スノーパーク1日券4000円
駐車料金1000円
シーズン累計32300円/41800円
滑走ログ
滑走距離14.5km
標高差2320m
最高速度61.7km/h
リフト乗車19本