きっかけはSNSでのとある投稿からでした。
なんでも、「スキーブーツの底の部分に入っている≪フットベット≫とか≪ゼッパ≫とか言われているこのパーツでの足首の曲がる角度の調整方法を当時の先生に教えていただきました。
フットベットは調整出来るように削れる幅を持たせて分厚く作られ、踵が高くなる状態で出荷されている。
これは高価な道具なので、きちんと個人に合わせて調整が出来るように幅を持たせ、調整する事でより快適なスキーが出来る為のメーカーサイドの工夫と言ってもよいでしょう。
ですが踵が高いのを大袈裟に表現すると足首が伸びた状態≪ヒールハイ≫になっているので骨格的には後傾の状態になっています。
この調整方は特別な事でなく、ヨーロッパではとてもポピュラーで効果的なブーツチューンの一つでもあり、ほぼ100%のW杯選手はこのパーツを調整します。」と。
この投稿がすごく気になり頭から離れない。
思い切ってマイブーツのゼッパ(フットベッド)を削って試してみました。
素材は硬いけれど意外に簡単にヤスリで削れました。
何度か試行錯誤してたどり着いたのがこのセッティング。
25ミリの厚みがあるものを
4ミリほど低くなるように踵側を削り込みました。
僅か2mmほど削るだけでも感覚的には全然違う!
試しながら結局ここまで削り込むことに。
足の裏全体で「ベッタリ」と乗れるようになり、逆にノーマルのゼッパでは不自然に感じます。
逆にいままで良くこんな状態でスキーしてたな、とすら思う程。
過去何度かブーツをチューンナップしてもらったときにはこういう調整はなかったけれど、あまり知られていない手法なのでしょうか?