スキーブーツをD.I.Yチューンナップ ロシニョールブーツ編 その1、センタリング

昨年末、思いがけず非常に安価で手に入れることができたロシニョールの「選手用」ブーツ

今までのスキー歴のなかで永らくラングのブーツ(ご存知ないかたのために解説しておくと、ラングとロシニョールの選手用ブーツは、同じ金型で作られたいわば色違いで実質同じものです。)を愛用して来たワタクシにとってはいわば原点回帰と言って良いマテリアルチェンジであり、多いに期待感があったのですが・・・・。

ちょうど、引越しをしたのと重なり、スキーシーズンに突入していたこともあり、取り急ぎ足が入れられるように加工してみたものの、実際に滑ってみると足が痛くてオハナシにならない。

やはり、足幅が100ミリを超える足を、ラスト幅92mmのブーツに収めるためにはジックリと時間をかけて加工する必要がありそうです。

と、いうコトでしばらく放ったらかしていたわけですが、お盆休みあたりから少しずつ、加工を再開いたしました。

ブーツを加工するにあたり、気をつけたいのが、きちんとブーツに真っ直ぐに足を収めるようにすること。(=センタリング)

この、ブーツのセンター(ブーツを製造する時にできた「モールドライン」)と、足の人差し指の真ん中を一致させるように加工するために、ブーツを履いたときに足のセンターがどこにあるかを正確に把握したいものです。

そこで、こちらの記事を参考にさせていただき、「ネオジウム磁石」という強力な磁石を利用して、シェルと足のセンタリングおよび、シェル出し位置の割り出しをしました。

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モノタローにて購入。もちろん、2個必要です。

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人差し指に適当なテープでネオジウム磁石を1個固定して、ブーツに足を入れます。

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ブーツの外側にもう1個の磁石を置き、ブーツの中での人差し指の位置を割り出します。

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そして、マーキングするのですが、直接シェルに印を付けるのもアレなので、テープを貼ったうえに書き込みました。

いうまでもなく、今回はワタクシの左足のセンター(人差し指)がブーツのセンターよりも外側にズレているので、シェルの親指側を主に出してブーツと足のセンターを合わせ、かつストレスなく足がブーツに収まるように加工する必要があります。

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親指側で、ブーツ内に当たっているところを割り出し、

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シェル出しツール「シェルプレス」を用いて親指側のアタリのある部分を押し出して、

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ヒートガンで加熱し、

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十分にシェルが熱くなったら、保冷剤を乗せて冷やします。

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この加工によって、キチンとブーツセンターと足のセンターを一致させることができました。

あとは、長時間履いていても足が痛かったり、シビれたりしないように調整をすればOK。
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