手持ちのスキーのブーツセンター位置を変えてみようと思い,ビンディングのトゥピースの取り付け穴を新たに開けることにしました。
幸い,チロリアのビンディングの取り付け位置のテンプレートが公開されているのでこちらを利用します。
テンプレートをプリントして
横にプリントされているスケールが合っているか確認します。
なぜかiPadからだとうまくプリントできなかった(サイズが変わってしまう)のですがPCからプリントするとすんなりと20cmのスケールが20cmにプリントすることができました。
今回はスキーのブーツセンター位置を1cm前に変えたかったので,ビンディングトゥピースを外して今までの取り付け穴を目印に前後の位置決めをしました。
そこにテンプレートをあてがい,左右の位置を決めます。
テンプレートの取り付け穴部分に穴を開けて前後位置のマーキングを確認しつつ左右の位置を決めてマーキング。
卓上ボール盤に3.5mmのドリルをセット(プラスチックのプレートなので細めの下穴にしました。)
そして,ボール盤のドリル刃をストロークさせたときにプレートを突き抜けない程度に高さを調整。
慎重に,マーキング位置に正確に下穴を開けます。
ビンディング取り付け穴を開けるときの肝となるのは,「正確な位置決め」「垂直に,適切な深さの穴を開けること」で、普通のドリルではなかなかに難しいもの。微妙に斜めになってしまったり,すこし位置がズレてしまったり。
紙でプリントしたテンプレートなどを使っても,正確な位置を割り出すのは簡単ではないですが,安い物でも構わないので卓上ボール盤があるとビンディングの取り付け穴を開けるという作業の難易度が下がって,ワタクシでもたいていはなんとかできるものになりました。
一度ビンディングを取り付けてから外してみると,ネジ穴の周りが盛り上がっているのでカッターなどで削っておくと良いでしょう。
今回は,ブーツセンターを1cm前に動かすことが目的なのでトゥピース側のみ移動して,ヒールピースは調整の範囲内なので1cm分前に動かしてあげればOK。
最近は「プレドリル」のプレートが多いのでドリルでビンディングの取り付け穴を開ける必要も少なくなってきましたがご参考まで。
ただしそれなりに難易度の高い作業になるのでショップに依頼するのが無難かも。
真似される場合は自己責任にてお願いします。