ブラッドピット主演で,トップガンマーベリックの監督をはじめとしたスタッフが作り上げたという「F1」を公開翌日に観てきました。
かつて天才と呼ばれた伝説のレーシングドライバー,ソニー・ヘイズ(ブラッドピット)がかつてのチームメイトルーベン(ハビエル・バルデム)の誘いで彼がオーナーを務めるF1チームのドライバーとして自動車レース最高峰のフォーミュラ1に復帰する。
F1チームのなかでポイントが取れず,最弱のチームとして苦闘していたエイペックスGPに加わったサニー・ヘイズの経験と持ち前のスピード,そしてルーキーながら才能あふれるドライバー,ジョシュアと反発しながらの共闘のなかでマシーンの改善も進み,徐々に上位争いに加わることができるようになり,ポイントを取れるようになり、シーズン最終戦ではついに優勝を飾る、というストーリー。
「地上版トップガンマーベリック」といわれればまったくその通り。
正直なところ,ストーリーにそれほど深みがあるわけではない。
現実的に,レースでポイントを取ることができていないチームのクルマがドライバーのスキルと多少の手直しで優勝まで成し遂げてしまうなんてことはあり得ない。
のですが。
F1のレースが行われているレースコースをF2のクルマを改造したものとはいえブラッド・ピットやダムソン・イドリスが実際に走らせて撮影された映像は迫力満点。
映画館の大画面で観る価値は大。
そして、おじさんが頑張るストーリーにはついつい胸が熱くなってしまいます。
お話がシンプルなのでかえって映画に集中することができるようにも思える。
とても楽しめました。