今年は新車(新しいスキー板)を思いがけず購入したこともあり、夏からせっせとホットワックスをかけて「ベース作り」に精を出しているわけですが、すこしでも「滑る板」に仕上げようと、アレコレとその道の達人たちのお知恵を拝借するところによると、実際に滑走するときの雪質にかかわらず、とにかく硬いワックスでベースを作ることがシーズンを通してよく滑るスキーに仕上げるのには重要な要素のようです。
昨年まで使っていたドミネーターのズームグラファイト、滑走用ワックスとして決して悪くないのですがいかんせん柔らかいのでベースワックスとしては保ちが良くないように感じます。
そこで、こんなワックスを使ってみることに。
トコNFブルー。
フッ素の入っていないパラフィンワックスで雪温マイナス10度からマイナス30度に適応。
アイロンの温度は150度指定です。
早速使ってみると、硬さの割には意外と伸びが良く、極低温用のワックスにしてはかけやすい。
1回目のワックスを日曜日に済ませたので代休の本日(火曜日)にスクレイピングとブラッシングをしてワックスを剥がしたうえで再度ホットワクシングをしたのですが、さすがに硬さからスクレイパーで剥がすのがたいへん。
なかなか剥がれてくれないうえに削りかすが粉末状に飛び散るので始末に難儀しました。
注文済みのロトブラシが欠品中ということでまだ届いていないのですが、このクラスのワックスを施工するときには必需品だと思われます。
手でスクレイピング&ブラッシングをして滑走面を磨き上げるのは至難のワザといっても過言ではありません。