われら闇より天を見る クリス・ウィタカー著

われら闇より天を見る クリス・ウィタカー著

例によってFMcocoloの番組で紹介されていて,面白そうだと思って図書館で予約していたもの。

しかしかなりの順番待ちでなかなか借りることができなかったのですが,なんと妻も予約していて先に順番が回ってきたのです。

妻が読み終えるのを待ってワタクシも読ませてもらいました。

アメリカ,カリフォルニア州にある町を舞台に,30年前に少女が命を落とした事件から連なる出来事が展開されていく。

町の警察署長ウォークは30年前の事件の被害者の第一発見者であり,犯人のヴィンセントは無二の親友。

ヴィンセントが30年の刑期を終え町に帰ってきてまた新たな事件が起きてしまう。

この物語の主人公の一人,ダッチェスはみずからを「無法者」と称する13歳の少女。
30年前に亡くなった少女の姉が母親で父親の顔は知らない。

5歳の弟,ロビンの面倒をみながらだらしのない母親スターと一緒に暮らしている。

ダッチェスがさまざまな困難に巻き込まれていく先に辿り着く運命。
そして不治の病に冒されながら,無実の罪で再び囚われた親友ヴィンセントのために謎解きに奔走するウォーク。

さまざまな謎が解き明かされて驚くべき真相に辿り着く。

少々重めな文章で冒頭3分の1くらいはなかなか物語に没入できませんでしたが読み進むと面白く,止まらなくなります。

とても読み応えがあり大満足。


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