ブリムストーンの激突 ロバート・B・パーカー著

ブリムストーンの激突 ロバート・B・パーカー著

スペンサーシリーズで同じみのロバート・B・パーカーによる凄腕ガンマンヴァージル・コールとエヴェレット・ヒッチのコンビの活躍を描くシリーズ「アパルーサの決闘」、「レゾリューションの対決」に続く第三弾。

第2作では出演のなかった,ヴァージル・コールの恋人アリソン・フレンチを探して旅をするところからストーリーがはじまる。

最下層の売春宿でアリソン・フレンチを見つけて救出し,保安官助手の職を求めて辿りついたのがブリムストーンという街。

元ギャングで酒場を経営しているパイクと狂信的なキリスト教団を率いるブラザー・パーシヴァルが対立しているなかで,街の周辺で牛馬泥棒・殺人・誘拐事件が頻発する。

アリソン・フレンチはキリスト教団に入れ込んで,ブラザー・パーシヴァルと仲良くなったりしてヴァージルやエヴェレットを振り回す。

インディアンに誘拐された母娘を救出し、少女を保護したヴァージルとエヴァレット。

いろんな男とベッドを共にして、ある意味お荷物だったアリソン・フレンチだが保護した少女の世話をすることで存在感を増し,パイクとの銃撃戦では潜んでいた狙撃手を撃ってヴァージルとエヴェレットの命を救うことになる。

ブリムストーンの街に平和を取り戻した一行は,ふたたびアリソンとヴァージルの出会ったアパルーサに戻ることを決めたところで物語が終わる。

エヴェレット・ヴァージルコンビ三部作の完結編ですが,結末もきれいにまとまり。楽しんで読ませていただきました。


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