スズキレッツ4修理 イグニッションコイル交換

今月のはじめ,エンジンがかからなくなった妻のスズキレッツ4。

なんとかエンジンがかかるように修理したのですが,また始動できなくなってしまいました。

前回からのトラブルシューティングで,セルモーターは勢いよく回るのでバッテリーには問題なし。

キックした感触から圧縮はしっかり感じられるのでバルブへのカーボン化見込みはないと思われる。

症状から判断すると,燃料がきていないか,点火系のトラブルのどちらかと判断できる。

前回,「エラーコード」を調べてみたもののエラー表示はなかったのですがうまく表示させることができなかったのでしよう。

このバイク,15年ほど前に新車で購入したワンオーナー車で,たまにワタクシが借りてエンジンをブン回すこともありましたがほとんどは妻のライディングでごくごく大人しいもの。

しかし年数が経っていること,正確な走行距離ももはやわからない(メーターが何周もしています。)のでパーツの消耗具合も判断しずらいところ。

燃料関係については,即効性のあるものではないけれど効果的と言われている「ワコーズフューエルワン」を継続して使用しているので以前よりもインジェクターやエンジン内部の汚れがエンジン不調を引き起こすように悪化しているとは考えにくく,むしろ改善の方向に向かっていると期待。

エアクリーナーエレメントも何年か前に新品交換済み。

なので,今回は点火系のパーツに手をつけることにしました。

真っ先に疑うスパークプラグについては前回新品交換済み。

プラグコード,プラグキャップの不具合も考えられますが点火を司るイグニッションコイルも消耗品なので疑うべきは全交換。

便利なもので,「ウェビック」でバイクの純正部品を通販で購入することができます。

今回はイグニッションコイル パーツリストでの名称「コイルアッシ,イグニッション」(33410-32G00),プラグキャップ「キャップアッシ,スパークプラグ」(33510-20E00),プラグキャップのカバー「シール,ハイテンションコード」(33542-33G00),プラグキャップとスパークプラグのあいだのカバー「シール,スパークプラグ」(33541-47D00)を準備。

それぞれの部品番号は我が家のレッツ4の車体番号から調べたもので年式によって異なる可能性があるので参考にされる場合はご確認くださいね。


まずはイグニッションコイルとプラグキャップを組み立て。

イグニッションコイルから出ているプラグコード先端に,プラグキャップの内側の木ネジ状になっている部分を捩じ込むのですが先にカバーを組み込むと作業しづらいのである程度コードにキャップを捩じ込んでから取り外してカバーを組み込んだほうがうまくいきました。

プラグキャップとスパークプラグのシール部分ははめ込むだけなので簡単。

2本ある配線のコネクターは間違えないようにサイズが変えられています。

整備性の悪いスクーターの車体に手を焼きながら,なんとか交換を終えてエンジン始動。

しばらくエンジンを掛けていなかったためにセルを回して一発で,とはいかずキックでエンジン始動。

アイドリングの不安定感が解消されて力強くなりました。

エンジンが暖まっていればセルモーターでの始動ができるのですが一旦エンジンが冷えてしまうとセルでは掛からない。

ということで,明らかな改善はみられるのですがまだエンジンのかかりは良くない。

やはりかなりの年数,走行距離を50ccの小さなエンジンで頑張って走ってきたバイク。

決定的な一つの部品の故障というのではなくて,いろいろな部分の不具合が重なっているのでしょう。

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