年末の大掃除の一環として,和室の障子張り替えを妻に頼まれていたので日曜日の午前中にチャレンジしてみました。
こんなふうに破れていたり
端っこが剥がれていたりしたのです。
事前にホームセンターで障子の張り替え用紙をチェックしたり,インターネットで調べてみたりしたところ,昔ながらの糊で障子紙を貼り付ける方法のほかに,紙ではなくプラスチックの障子を両面テープで貼り付ける方法,そしてあらかじめアイロンの熱で溶ける樹脂を溶かして桟に貼り付ける加工をされた障子紙もあり,それらはを利用すると施工が楽なのかなと考えていました。
とりあえず,古い障子紙を剥がすところから。
霧吹きでしっかり目に水を吹きかけて
障子紙を剥がします。
建具が湿っているうちにヘラなどで糊を落として桟をきれいにします。
ワタクシはスキー板のワックスを剥がすときに使うプラスチックのスクレイパーで代用。
そして,貼り付け作業までに乾かしておく必要があります。
ワタクシの経験上、こういう作業は下地で手を抜くとロクなことがないので丁寧に。
これらの作業は水浸しになるので屋内ではなく外で。
我が家の和室は3階にあるので,3街のベランダで作業。
インターネットで調べた情報では,障子紙が気温によって伸び縮みするそうで,20度以上の気温のときに作業するのが望ましいらしい。
作業する予定の部屋でエアコンの温度を25度にして建具を乾燥させつつ温めておきました。
建具を乾かしている間にホームセンターに障子紙を買いに向かいます。
最寄りのコーナンには,楽そうだと思ったアイロンで貼るタイプの障子紙は売られておらず,糊で貼る紙のものか両面テープではるプラスチックか2択。
なんとなくプラスチックの障子紙に抵抗を感じて,紙のものと糊、そして、カッターナイフを購入。
障子紙を着るときには切れ味の良いカッターを使うのが望ましいらしく、本当は家にあるカッターナイフの葉を新しいものにすれば良いのですが、さほど高価なものでもないしこの機会に新しいカッターナイフを手に入れることに。
このほかには、剥がすときにも使った霧吹き(むかし100均で購入した、ペットボトルに取り付けて使うもので充分)と障子紙をカットする時のガイドとして金属製の定規(曲尺)を準備。
買ってきた障子紙は障子4枚分貼れるそうなのですがその4枚分が切られてなく、1枚のロールになっているので
障子1枚分にすこし余るぐらいにカットして付属のシールで仮止めして、建具の向こう側に裏返しておいてから糊を塗ります。
買ってきた糊はガイドがついていて建具に沿わせながら塗っていくタイプ。
しかし、糊をどれぐらいの量だしていけば良いのか戸惑います。
糊の量が多すぎるとはみ出しそうだし、少ないと上手くくっつかないと思われる。
ひととおり塗ってから、糊の容器の先端をスクレイパーがわりにしてまんべんなく塗って、はみ出したところはティッシュで拭き取るようにしました。
裏返していた障子紙を慎重に貼り付けて、余分なところをカット。
カッターナイフの刃はすぐに切れ味が鈍るので1枚の障子を貼ったら、刃を折って切れ味を保つようにしました。
テーブルに乗せると作業しやすい。
障子紙を貼り終えたら、一度霧吹きで湿らせるとシワが取れるそうです。
そして、乾燥させたら完成。
シワは残っているし、正直なところ100点満点の60点という出来。
ですがなんとか障子の張り替え完了。
次はもっとうまくできるはず。