正月,ヒマだったのでAmazonプライムで映画を観ようと、ラジオ番組で話題にあがっていた「ホールドオーバーズ置いてけぼりのホリディ」という作品にしました。
1970年の年末から1971年にかけてボストン近郊にある全寮制の名門高「バートン校」を舞台に,生真面目で融通が効かず生徒からも同僚からも嫌われる考古学教師ハナムは,家に帰ることができない子どもたちの子守り役を押し付けられる。
学校に残ったのは,勉強はできるが家族関係が複雑なアンガス。
そして,寮の料理長メアリーが食事の用意をしてくれます。
この3人,メアリーはベトナム戦争に徴兵された息子が亡くなったばかり,アンガスは元来は気持ちの優しい青年だが,家族との関係に悩み,友達に刺々しい態度をとってしまう。
ハナムも,生真面目なようで実はアルコーばかり飲んでいてなにやら暗い影のようなものを感じさせます。
この3人が,それぞれ打ち解け,クリスマスから新年をすごす物語なのですが,最後はすこし悲しい結末を迎えることに。
しかし,美しい冬のボストン近郊の景色を舞台に繰り広げられるヒューマンドラマ。
なかなかの佳作でした。