上を向いて

寝屋川の香里園にある讃岐うどんの名店、「上を向いて」。

昨年の夏の暑い日に香里園近辺でお昼ご飯を食べようと、食べログで検索して見つけたのですが、かなり待っている方々がおられて時間的に厳しく断念したお店。

自宅からは遠いのでなかなかチャンスがなかったのですが、ようやく訪問することができました。

午前11時の開店に合わせて10分前にお店に行ってみたところ、すでに行列ができていてワタクシが10番目。気づけば後ろにも続々と行列が伸びていました。

 

幸い11時の開店と同時に入店することができました。

うどん、出汁、かしわ天のこだわりが書かれています。  

  迷いましたが、夏季限定メニューの「ひやかけ」を中盛りで。(680円+100円)

そしてかしわ天(380円)をお願いしました。

うどんは作り置きせず,数人分ずつコネて伸ばし,切って湯掻くらしくて注文をしてからうどんができるまで20分少々待たなくてはなりません。

待ちに待ったひやかけ。

まずはうどんを摘んで啜ってみます。

すると,いりこの香りが鼻に抜けて,続いて出汁の旨味で口の中が満たされます。

そして,もちっとしたうどんから小麦の香りが心地よくたちのぼり、喉の奥に消えていく・・・・。 不勉強ながら,「ひやかけ」もしくは「ひやひや」と呼ばれる讃岐うどんの冷たい出汁と冷たいうどんの組み合わせを食すのは初めてなのですが控えめに言ってもとても美味しい。

出汁とうどんが冷たいためか,とても繊細な香りの重なりが感じられます。

ここのうどんだから旨いのか,ひやかけだから旨いのかといえばそれは前者でしょうが,今までのうどんに対するワタクシの概念を覆すほどのインパクト。

薬味として刻みネギとおろし生姜が添えられていましたが出汁とうどんの繊細な香りのハーモニーを楽しむためには入れないほうが良いように感じました。

宮崎地鶏のかしわ天は、揚げたての熱々で提供されるのでこちらもまずかろうはずがなく。

ことに衣にあおさを混ぜ込んだ胸肉が香りよく印象に残りました。

中盛り(1,5玉だそうです。)でもしっかりお腹は膨れましたがあまりに美味しかったので大盛りにすれば良かったとすこし後悔。

入店までに並んで,また提供まで時間がかかるので食べ終わるまでに1時間かかりました(混み具合によってはそれ以上を覚悟しなくては)そして,うどんにしてはすこし高いかも。

しかし,それを超える価値のある絶品のうどん。

行列が絶えないのも納得。

すこし大袈裟かもしれませんが,ワタクシの中での「うどん」という食べ物に対する認識が大きく変わるほどのインパクトを受けました。

 

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