名探偵じゃなくても 小西マサテル著
昨年読んで面白かった「名探偵のままでいて」の続編。
図書館で予約をしていたのがようやく順番が回ってきました。
前作に引き続き,「レビー小体型認知症」を患う老人が安楽椅子探偵を務めます。
前半は名探偵の推理が冴え渡り痛快。
しかしストーリーが進むにつれて前作からの恐るべき恐怖が主人公を襲います。
名探偵と,信頼できる友人たちの協力でなんとか難を逃れることができたものの,最後はさしもの名探偵も, 病気の進行からは逃れられない、すこし寂しいエンディング。
単品で読んでも面白いが,やはり前作からの続きとして読んだほうが良いでしょう。