先日映画を観に行ったイオンモールで書店に立ち寄ったときに平積みされていた雪煙チェイス を衝動買い。
映画化されてちょうど公開中の「疾風ロンド 」や、テレビドラマ化された「白銀ジャック 」の続編的な作品で昨年末に刊行されたばかり。(直接ストーリーに関連はないのですが、登場人物がダブります。)
で、早速読み始めると面白い!
スピード感あふれるストーリー展開に夢中になって、1日で読み終えてしまいました。
今回は、前2作の雪山(スキー場)に爆弾を仕掛ける、とか危険な生物兵器が隠されて、とか現実ばなれしたものではなく殺人事件で冤罪になりかけた、という現実味のある設定から主人公に感情移入しやすくてより面白く感じました。
活字の好きなスキーヤー、スノーボーダーが雪山に行けない時に。
かなりオススメ。
1/26 再読してみての追記。
やはり面白く、そして読後感がとても清々しい。
なんでだろう?と思ったら、殺人事件が軸となりつつも男女の愛情、男同士の友情、そしてスキー、スノーボードというスポーツへの愛情。
さらには雪山への感謝といったことが描かれているのがこの作品の好きなところ。
ことにエンディングで主人公が仲間たちに言った「このスキー場でトラブルを起こすことはこの俺が許さない・・・・・」というセリフ。昨年の雪不足でロクに滑れなかったことと重ねてスキー場への感謝の念を思い起こさせてくれてグッときました。