走行16万キロを超えた我が愛車、時折エンジン始動直後に「キーキー音」が出ることがありました。
いちばん疑わしい、エアコンベルト、オルタネーターベルトは2年ほど前に交換したばかりで張り具合も問題なさそう。
また、一時的に音が出るもののすぐに消えるのでベルトの滑りではないと思われ。
スバルの水平対向エンジンではエアコンベルト テンショナープーリーのベアリングが怪しいらしいので交換してみることにしました。
部品を調達したら、まずベルトのカバー取り外し。
右側のプラスティック製カバーを、2ヶ所のネジ(10mmのソケットレンチ使用)を緩めて取り外し。
続いて左側の金属製カバーを取り外します。
10mmのソケットレンチを使って左側にあるボルトを取り外し、12mmのソケットレンチを使ってオルタネーターの固定ボルトに固定されている部分を抜きとります。
プーリーの交換そのものは、オルタネーターベルトおよびエアコンベルトの取り外しをしなくても、上の画像に見えるエアコンベルトテンショナープーリーのステーを固定しているボルトを2本(12mmのソケットレンチ使用)緩めて取り外してやれば可能。
今回はせっかくなのでベルトも交換してしまいます。
パワステポンプのプーリーの奥に見える、「オルタネーターの張り調整ボルトの固定ボルト」(ややこしいですが正式な名称を知らないもので。)をすこし緩めてからオルタネーターのベルトの張りを緩めてやり、(画像のレンチがセットしてあるボルト。)オルタネーターのベルトを取り外します。どちらも12mmのレンチ使用)
ついでエアコンベルトを取り外し、エアコンベルトテンショナープーリーASSYを取り外し。
で、今回のメイン、エアコンベルトテンショナープーリーを取り外してみますが一見してとくにダメージはなさそう。
しかし手で回転させてみるとかすかに擦れたような音。
さらに、ベアリングのダストカバーを取り外して回転させると明らかにゴツゴツしたような感触。明らかに寿命を迎えていたようです。
あとは逆の手順で組み込んでやればオッケーです。
注意点としては、エアコンベルトテンショナーの張り調整はボルト、ナットが逆ネジであること。
それからプーリーを固定しているナットをすこし緩めてから調整ボルトを回さないと、場合によってはアジャスターのナット部分が樹脂製なので簡単に割れてしまうことがあります。
ワタクシもやらかしました。(笑)
それぞれのベルトの張り調整をしてから、一度エンジンを始動して異音がないか確認のうえカバーを取り付けて完成です。
走行10万キロを超えたスバルの水平対向エンジン車はオルタネーターやエアコンベルトを交換するタイミングでテンショナープーリーも交換しておくことをお勧めしておきます。