先日、ネットでこんな記事を見つけて、雪や氷の上でも滑りにくい、ビブラム社製の「アークティックグリップ」という靴底および、ビブラムアークティックグリップを採用した氷雪用のシューズの存在を知りました。
なんでも、マイナス20℃まで硬化しないラバー素材とガラス繊維で金属のスパイクなど使わずに凍結路でもグリップするというスグレモノ。
スキーをするにはあたりまえですが雪の降る場所へ出かけるわけで、気象状況によっては雪や氷のうえを歩かなければならない場面もあります。
気をつけていても足元がつるっと滑って転んでしまうということも、ほとんどのスキーヤー、スノーボーダーは経験があるはず。
転んでも笑い事ですめば良いですが、尾骶骨を骨折したとかの痛々しい話も聞きます。怪我してしまってはシャレにならない。
アークティックグリップのソールは、記事で紹介されていたメレルの製品のほかにも、コロンビアのシューズにも採用されているようですし、手持ちの靴にアークティックグリップのソールを張り替えてくれるお店もあるようで、ますます興味が深まります。
ただ、それなりにお値段が張るので使用頻度を考えるとすぐに手を出しづらいのも事実。
そんなときには頼りになるのがワークマン。
ワークマンにも、「ケベック」という氷雪用の防寒靴があり、1900円とか、2900円という安価で氷雪でも滑りにくいソールを持った靴が手に入るようです。
しかしながらメレルのジャングルモックアイス+あたりが履きやすそうでデザインも良い。
ワークマンのケベックに使われるソールとビブラムアークティックグリップの性能差はどれくらいのものだろう、などと考えていました。
しかしよくよく考えると、じつはスキーのときに凍結したところや、気温の低い日の細かい滑りやすい雪のうえを歩いていて滑って怖い思いをするのは、スキーの準備をして歩きにくいスキーブーツを履いて移動するとき。
スキーブーツの硬いブラスティックのシェル素材そのもののソールでは凍結したところではひとたまりもなく滑ってしまうし、ソール保護のためのソールカバーを使ったところで多少は歩きやすいでしょうが、安心して歩けるほどのものでもない。
いろいろ調べてみると靴やブーツに装着して雪や氷の上で滑らないようにするアタッチメントタイプのものがいくつもあります。
そのなかで金属のスパイクを使ったものは使いにくそうなので除外して、本命のビブラムアークティックグリップ採用の製品ではビブラムシューズアクセサリーカンジキという製品がお手軽そうですが、滑り止めのソール面積が小さい。
すこし高価ですが、ヴィブラム ポータブルパフォーマンスソール 0470011この製品はすごくしっかりと作られていて具合良さそうです。
ビブラムアークティックグリップではないものでは氷雪用スタッドレスソール「ハイパーVスタッドレスソール」という製品も使いやすそう。
こちらはかなりお手軽な価格でとっつきやすい。
この製品でお試しするのが現実的かな。