スキーブーツをD.I.Yでチューンナップするためのツール、「ピンチクリアー」の製作記事その1です。
少し割高にはなりますが、ヤフオクで自作ピンチクリアーを出品されているので、そちらを利用するのも良いでしょう。
まずはベースになるアーム部分は、深型の「Cクランプ」を利用しました。
同じくらいのサイズであればアルミ製のものなどでも良いでしょうが、「受け」部分の形状が変わってくるので「押し型」の固定方法に工夫が必要です。
そして、シェル外側の「押さえリング」ですが、「ハンドル車」というものを流用、加工しました。
こちらは安価な鋳鉄のものもありますが加工性を考えてアルミ製をチョイス。
この2点は「モノタロー」で注文しました。
クランプは、ホームセンターで手に入りますが、ハンドル車はなかなか見つからないと思うので、一緒に頼んでしまうのが良いかも。
「押し型」は底部に穴を開けてタップをたて、本体とネジどめする予定だったのでアルミは避けて、強度と加工性の兼ね合いで真鍮の丸棒を用意しました。
直径30mmx長さ30mm(500円。東急ハンズのネットショップで注文。長さはもっと短くても良いのですが、売っていたのがこのサイズ)
あとは、クランプに押し型を固定するためのボルトとワッシャー(ワタクシはM5x10mmを使用)、押さえリングをシャフトに固定するのに「リコイル」を利用したのでM10サイズのリコイルを準備しました。
このなかでいちばん加工がたいへんだったのが押し型に使う真鍮丸棒の頭部を球形に削る作業。
上記のヤフオクでの出品物をみると、押し型に大きめの「袋ナット」を使っていて、うまくクランプ本体に固定する方法を考えることができれば、適当な大きさの袋ナットを活用することで、かなりの手間とコストを削減できそうです。