スキーブーツのカント調整ネジなどに使われている六角ネジ,緩んでしまうと抜け落ちてしまったり,動いてしまう危険があるためしっかりと締め込む必要があります。
しかも,たいていネジ部が短いので緩みやすく,メーカー出荷時には緩みどめを塗られていることが多くて、最初に緩めるときにネジにダメージを与えてしまうことも多いのです。
今使っているテクニカファイヤーバードWCは4mmの六角ネジ。締め付けトルクが強めな割には工具と接するところのサイズが小さいので気をつけないとネジを舐めて痛めてしまう危険があります。
六角(ヘックス)のネジ穴(工具と接する部分)がなめにくい「面接触」で作られているWeraの六角レンチビットを購入しました。
面接触というのは,通常のレンチは単純な六角形に作られているものが,少し滑らかで複雑な形状。
普通のレンチなら角の部分に力が集中するところ
レンチの窪みあたりで力を受け止めるので大きなトルクがかかってもネジに与えるダメージが少ないということ。
普通の六角形の頭のボルトやナットに使うメガネレンチ,ソケットレンチなどではスナップオンをはじめとしたちょっと良い工具には一般的に採用されていますが六角穴のボルトに使う「六角レンチ」関連ではWeraが特許を持っている(HEX-PLUS)ので面接触のレンチを使いたければWeraのほかに選択肢がないのです。
ラチェットドイバーのビットとして購入したので安価でしたが,紛失しないように気をつけなければ。