ペンギンは空を見上げる 八重野統摩著
この本も,FMココロの朝の番組の書籍紹介でお薦めされていた1冊。
主人公は北海道に住む,小学六年生の男の子,佐倉ハル。
宇宙に興味があり,将来NASAのエンジニアになることが夢の少年は,お年玉やお小遣いを貯めていたお金で,自作の風船ロケットを飛ばして宇宙からの地球撮影を試みる。
ある日,金髪の転校生があらわれて・・・。
ちょっぴりミステリーの雰囲気も漂わせながら,爽やかな感動を味わえる良作でした。
第34回坪田譲治文学賞受賞作だそうです。
で、この作品も楽しんで読ませていただいたのですが,主人公のハルくんがチャレンジしていた,風船を使っての宇宙撮影。
著者が参考にしたと明記していた岩谷圭介氏が実際に成功されていたようです。
失礼ながら全く存じ上げませんでしたが,風船を飛ばして宇宙を撮影するなんて!
夢のある話ですね。