BAR追分 伊吹有喜著
シリーズ3作あるうちの1作目は図書館の蔵書になかったので書店で購入。
結局、最初に3作目、次に2作目を読んで、最後に1作目という順番に。
あたりまえですがやはり1作目から順番に読むのが良い。
そして,あいかわらず食べ物の描写がすごく美味しそうなのでお腹が空いているときに読むのはツラいかも。
このシリーズの最初から読みはじめると、主人公である宇藤くんや、振興会の会長の遠藤氏,副会長の仙石氏元とした登場人物に大いに魅力を感じますが,女の子の父親であるワタクシにとっては1人娘を男手一つで育て上げた佐原さんに肩入れしてしまいます。
むろん,佐原さんが無事に娘さんの結婚式を終えたところで皆さんでお祝いをするBAR追分の常連客面々も最高に素敵なのですが。
この佐原さんのエピソードで出てくるサンドイッチがなんとも美味しそうなのはもちろん、「CC」カナディアンクラブというウィスキー、素敵な脇役として登場しています。
カナディアンクラブ,かなり昔に飲んだことはあるのですがどんな味だか忘れてしまったので久しぶりに飲んでみようかな。
もちろん,そのほかにも魅力的な登場人物がいっぱい。ほっこり温かくなれる良書。