紙ゲージを使ったスキービンディングD.I.Y取付 最終仕上げビンディング取付け編

細心の注意を払って,紙ゲージ(テンプレート)でビンディングの取り付け穴を開けたら,最終仕上げの取り付けです。

この工程も慌てず,丁寧により良い状態で取り付けたいもの。

いわずもながですが,ビンディングの取り付けに使割れているネジは一般的な+ドライバーのネジとは規格が違う「ポジドライバー」が必要。

 

同じサイズの+ドライバーとポジドライバーでは先端のテーパーの角度が違うので,ビンディングのネジを+ドライバーで着け外しをしようとするとかなりの確率でネジをダメにしてしまいます。

そして,ビンディングをいきなり取り付けるのではなく,一度ネジを締め込んでやることも大切。

 

ネジを締め込むと,ネジ穴の周りが盛り上がってくるのでカッターなどで削って「面取り」してやったほうが良い。
盛り上がったままだとビンディング裏面とスキーが密着しないので浸水したり,ゴミが挟まったりする可能性が高まるし,なにより強度的にも良くない。

 

 

そして,ネジ穴の「面取り」が済んだら,ネジ穴の防水処理。
ネジ穴から水がしみこむとネジが錆びたり,スキー内部の木材が水分を吸ってスキーがダメになってしまう。

耐寒性,耐水性に優れていて,完全に硬化しない弾性接着剤なのでショックにも強いセメダインスーパーXを使いました。

防水液=接着剤をネジ穴に流し込み,ツマヨウジで内部の空気を抜いてしっかり密着させられるように。

 

そして,ビンディングを組み付けていきます。

トウピースはまずベースプレートを組み付けてから本体を組み込みます。

トウピース本体の先端にある調整ネジがベースプレートの穴とズレるとトウピース本体の固定ネジの穴とスキー本体のネジ穴が合わなくてちょっぴり焦りました。

ヒールピース側はベースプレートをスキーに組み付けたら,前側がらヒールピース本体をスライドさせて前圧調整ネジを回してやればOK。

すべてのビンディング固定ネジを締め込んだら,ビンディング裏面とスキー表面が密着しているかどうか確認しておくと良い。

密着していない場合はネジ穴の面取りが不十分と思われます。

そして,スキーブーツをセットして,前圧調整。

マーカーのビンディングは調整ネジの端っこが本体と「ツライチ」になるのが適正だったはず。

ブーツのセンターとスキーのブーツセンターのラインが無事に一致しました。


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