2023/2024年のスキーシーズンに使ったスキーブーツは使いはじめて3シーズン目となるテクニカ ファイヤーバードWC130を継続。
しかし、今年のスキーシーズンはセッティングや履き方などいろいろと試してみて感じることがありました。
まずは履き方。
テクニカファイヤーバードWC130は、レース用のスキーブーツによくある「シューレース(靴紐)」タイプのインナーブーツを採用しています。(ワタクシは以前履いていたヘッドラプターのインナーブーツを使っています)
このタイプのインナーブーツは、スキーブーツからインナーを抜き取って単体にして、足に履いてからスキーブーツのシェルに足を入れるというのが本来の履きかた。
しかし二度手間になってめんどくさいこと、ブーツからインナーを出し入れするときにインナーが引っ掛かって痛む(破れてくる)可能性があること、そしてインソールの素材によっては(シダスなどのすこし硬い素材のもの)ヒビが入ってしまうことがあること、などが理由でシェルの中にインナーブーツをセットしたままで、従来のスキーブーツと同じ履きかたで運用していました。
今シーズンスキーをしていたある日のこと、スキーブーツの中で足の収まりがうまくいかず、しっくりこないことがありました。
そのままでスキーをすると、いろんなところが当たったりして痛くなってくる。
そこで、インナーをブーツシェルから取り出して、先に履いてからブーツシェルを履くようにしてみたらスルッと足が良いところに収まって、足が全然痛くない!
足の裏もベッタリとソールを踏める。
スキーブーツを履く手順を変えただけでこんなにも違うとは驚き。
スキーブーツを履いてアタリが出る場合、履きかたを見直すだけで軽減、あるいは治ることがあるかもしれませんね。
インナーブーツを先に履いてからシェルに足を入れるのは、こまめにシリコンスプレーで滑りを良くしてあげるとずいぶん着脱が楽に行えます。
そして、ブーツのゼッパを削ってランプ角を調整したり、カントを調整したり、前傾角の調整をしたりというのを滑りながら試してようやくしっくりくるセッティングができました。
そして今シーズンのスキー滑り納めの直前に、ブーツのタングに厚めのゴムを貼り付けて膝が内側に入るのを防ぐという調整方法を試して良い感触を得ることができました。
来年で4シーズン目となるテクニカファイヤーバードですが、ようやくセッティングがまとまって調子がいいのでもう1年頑張ってもらいましょう。