10月のとある日曜日。
ワタクシをのぞいた家族がユニバーサルスタジオジャパンに遊びに行くというのでポッカリ空いた自由な時間。
これがスキーのシーズン中なら喜んで滑りに行くところですが,残念ながらまだ雪は降っていない。
せっかくなので,自宅からの行動範囲からすこし外れた,阪急塚口駅近くにある,大好きなカレーのお店「カレーとシチューの店アングル」にお昼ご飯を食べに行ってきました。
このお店,かれこれ15年ほど前に仕事で阪急塚口駅を利用していたころに見つけたお店なのですが,数年前からカレーの本に掲載されて有名になりかなり混雑するようになっています。
今回は午前11時の営業開始の10分前にお店に到着しましたがまだ並んでいる人はおらず、1番乗り。
しかし程なくしてどんどん人が押し寄せて10名くらいの待ち人数が発生。
この日はお店がオープンして案内されると,満席にはならず,2,3人は入れる余地がありました。
ワタクシのオーダーは「ビーフカレー」(980円)。
前回,6年前に食べに来たときは890円だったので90円の値上げ。
しかしいろいろと物価が上がっているなかではむしろ良心的な上げ幅ではないかなと思います。
アングルさんのカレーは今どきの流行り,スパイスカレーとはまったくベクトルのちがう正統派の欧風カレー。
野菜やフルーツなどの素材をじっくりと煮込んだ濃厚な旨味が詰まったカレーで、大阪では昔から有名なピッコロカレーのようなイメージ。
しかし,そういうカレーにありがちなクドさとか重ったるい感じがまったくないのが奇跡のバランス。
ワタクシ自身カレーが大好物で自分でも良く作りますが、野菜やフルーツをふんだんに使ってしっかりと煮込んだカレーは味が良くてもすこしクドくなりがちでバランスの良い味に仕上げるのは至難の業だと感じています。
ワタクシのなかでは「欧風カレー」のジャンルでイメージするカレールーの理想型、最高到達点がアングルさんのカレールーといって過言ではない。
ビーフカレーには、角切りの牛肉がたっぷりとマッシュルームが具材。
このお店で人気メニューの「特選ビーフカレー」もとても美味しいのですが、どちらかというと「肉を味わうカレー」。
カレールーの風味を楽しむのにはビーフカレーが正解だと思っています。
そして、カレーの付け合わせといえば一般的には福神漬け、そして大阪スタイルではキャベツのピクルスなのですが、アングルさんではザーサイが用意されていて、これが意外によく合う。
そして、辛味をプラスしたいときのために卓上に用意されている「カレーリッチ」。
アングルさんでカレーを食べるときにカレーに加えると美味しいので、いつも自宅用に欲しいな、と思うのですがなかなか売っていないんですよね。
アングルさんのビーフカレーの仕上がり具合から判断すると、ビーフシチューも間違い無く美味しいはずですが訪問頻度が少ないのでついつい定番に走ってしまいます。