実は先日、スタッドレスタイヤに交換したときに、見たくないモノを見てしまいました。
それは、ドライブシャフトブーツの破れ。
前回の車検のときに右の内側のドライブシャフトブーツが破れているのが発覚してかなり焦りましたが今回は反対の左内側。
まあ走行距離が15万キロを越えているので無理もないのですが。
ディーラーでの修理か、車検のときにお世話になった寝屋川のアニマルモーターさんにお願いするか、どうしよう?なんて悩んでいてふと「分割式ドライブシャフトブーツ」の存在を思い出し、調べてみると作業はそれほど難しくなさそうだしキチンと耐久性もあるようです。
そこで、早速レガシィの左内側ドライブシャフトブーツの適合を確認して注文。
車検証に記載されている車名、型式に加えて型式指定番号と類別区分番号を伝えると確実なようです。
ワタクシのレガシィのフロント左内側に適合する分割式ドライブシャフトブーツ、購入したのがこちら。
分割式ドライブシャフトブーツ本体のほかに、ブーツを固定するバンドが大小1つずつ。
そしてグリスのほかにブーツの分割部分を嵌め込むときに使う潤滑剤がついています。
また、パッケージの一部がブーツを装着するときに使う「グリスガード」なので破損させないように気をつけましょう。
交換作業としては、まず古いブーツを取り外して古いグリスや汚れをキレイにして分割式ドライブシャフトブーツをドライブシャフトにセットしたうえで分割部分を嵌め込み、ブーツの両端をバンドで固定する、というわけですが。
まずは古いブーツを固定しているバンドを取り外します。
金属製のブーツバンドが使用されていて、折り曲がり重なっている部分だとカットしずらいのでバンドが重なっていない部分を狙い、マイナスドライバーなどをバンドに突っ込んでスキマを作り、ニッパーを抉じ入れてカット。
バンドが外れたら、カッターナイフなどでブーツを切って取り外します。
このとき、古いグリスがけっこう大量にこぼれ落ちるので下に何か敷いておきましょう。
ワタクシはペットのオシッコシートを3枚ほど用意して使いました。
古いブーツを外したら、グリスを拭き取ってキレイにしたあと、ドライブシャフトの先端が嵌っているジョイント部分に附属のグリスを封入。けっこう少な目なのでこぼしたりしないように注意。
そしてグリスガードをセット。
分割式ブーツの嵌め込み部分にあらかじめ潤滑剤を塗っておいてドライブシャフトにセットし、分割部分を嵌め込みます。
そして、ブーツの両端を附属のバンドで固定すれば完成。
かなり慎重に作業しても1時間半くらいで終了。
それなりに整備のスキルのあるヒトならそれほど難しくはありません。
ドライブシャフトを取り外してブーツを交換するとなるとたいへん大掛かりな「重整備」ですがこの分割式ブーツはドライブシャフトブーツ交換の「ハードル」を一気に下げてくれますね。
今回使用した工具はジャッキやホイール取り外しのレンチのほかにはマイナスドライバーとハンマー、ニッパー程度。
あとは床を汚さないように用意したオシッコシートとゴミ袋、古いグリスを拭き取るのにそこそこの量のティッシュペーパーとゴム手袋も汚れたらスグに付け替えたので3ペアほど(オイルに強いニトリルゴムのものを使いました。)
このあと,長らく乗る予定の大切なクルマであればやはりキチンと純正のドライブシャフトブーツ,グリスを使って修理するのが安心。
ですが,しばらく乗って乗り換える,乗り潰す予定のクルマの延命処置としては十分ではないでしょうか。