スキーブーツ適合判定/セッティング装置製作
かのステルステックの開発者である北見工業大学の学長のセミナーがYouTubeにアップされているのがかなり興味深い内容です。
その中でスキーブーツが使用者に適合しているかどうかを判定し、調整をするための装置が紹介されていたので作ってみました。
3度の傾斜をつけた天板にブーツを履いて乗り、膝の先端がブーツのコバの先端からどれくらい出るかを測定するものです。
準備した材料はホームセンターで見つけた、天板とベース板に使うベニヤ板2枚(12mm厚450mmx300mm、天板はブーツを履いて乗ったときに撓まない剛性が必要なので。ベース板はそこまで剛性は必要ないと判断して同じサイズで厚み9mmのものを使用)、天板に傾斜をつけるためのスペーサー/ブーツのコバ先端のストッパーに使うための角棒(19mmx30mmx910mmのものを300mmにカットして2つ使用)。
そして、各部材を接合するためのタッピングビスを用意。
ワタクシが購入した部材すべて合わせて1000円をすこし超える程度の出費でした。
まずは今回準備した部材でカットする必要があるスペーサー/コバストッパー用の角棒を天板/ベース板の幅に合わせてノコギリでカット。
そしてこの装置のキモとなる3度の傾斜をつけるためにこちらのサイトを利用して今回用意したスペーサー用角棒を挟んで3度になる位置を割り出し慎重に固定。
このとき、あわせてベース板の先端に6㎝強の(コバストッパー込み)スペースを空けておきました。
コバストッパーをベース板に固定し、天板の先端が浮かないようにベース板にネジ止めしたら完成です。
使った工具は電動のドリルドライバーとノコギリくらい。
製作までにしっかり構想を練った甲斐あって、実際に製作するのに作業時間は30分程度でした。
この装置を使って適切にスキーブーツを調整すれば「激変する」らしいので期待大。