紙ゲージを使ったスキービンディングD.I.Y取付 いよいよ本番ビンディング穴開け編 マーカージェスター/グリフォン/スクワイヤ
2023/08/17
来年のスキーシーズンのために購入したファットスキー(メーカーによればオールマウンテンフリーライドスキーらしい),フォルクルM6マントラと、組み合わせるビンディング、マーカージェスター16Dを買い揃えたものの、なかなかまとまった時間がとれずにいたのですが、ようやく取り付けが完了。
事前に紙ゲージ(テンプレート)はじめ必要なものはしっかりと準備できていたので何度も確認をしながらの作業でもスムーズに終了。
準備していたテンプレート(紙ゲージ)はA4の用紙一枚にトウピースとヒールピースをまとめて印刷されていたので真ん中でカット。
そして、ブーツのソール長に合わせてカットします。片側は上に重ねるためにすこし長めに。
そして、使いたいソール長のところにトウピース用とヒールピース用を重ねて
センターに引いてあるラインを定規などに合わせてまっすぐになるように配置。
2枚を貼り合わせます。
そして、テンプレートのブーツセンターあたりを三角にカットして、スキーのブーツセンターのマークが見えるようにします。
カットした頂点をブーツセンターに合わせておいた方が間違いにくい。
フォルクルM6マントラは、スキーのブーツセンター部分にラインが引かれているのでテンプレートのブーツセンターを重ねておき、
テンプレートの前と後ろにマジックで書き込みをするためにマスキングテープを貼ります。
そして、このマスキングテープに平行なラインを引いて、スキーの左右の真ん中を割り出したい。
直角を出せる「曲尺」を使って、スキーのブーツセンターラインに平行なラインを引いて、そのラインのセンターを出して、テンプレートの左右位置を決めるのです。
具体的には、曲尺の短辺をブーツセンターのラインに合わせて、マスキングテープ上の適当な位置にマーキングするのを2、3箇所。
そのマーキングを目安に横にラインを引くと、ブーツセンターに平行なラインを引けます。
そして、そのラインの真ん中をマーキングして、スキーの左右のセンターを出すのです。
テンプレートの位置決めができたら、ポンチでネジ穴の位置をスキー本体にマーキングします。
ポンチでスキー本体にビンディングのネジ穴の印をつけたら、念のためビンディングや、ビンディングのベースプレートのネジ穴とスキー板のネジ位置を合わせて、左右がきちんと真ん中にきているか、斜めになっていないか、そして2本のスキーを同じようにして並べて、同じ位置にビンディングがあるかなど念入りに確認します。
この段階ではまだ修正が可能ですがドリルで穴を開けてしまうとリカバーできないので慎重に時間をかけても納得いくまで丁寧に。
本来なら,画像右側のテンプレートが使えると,用紙の端にセンター出しのために目盛りが印刷されるので位置決めが楽なのですが,なぜかワタクシの環境下では正規のサイズに印刷できなかったので使えず。
そしていよいよ穴開け。
電動ドリルでは正確な位置に穴を開けること、垂直に穴を開けることがけっこう難しくて失敗のリスクが高い。
ワタクシは、かなり昔にホームセンターで購入した小型の卓上ボール盤を持っているのでそれを使います。
使うドリル刃は3・8mm。スキーには4・1mmのドリルでの穴開けの表示がありますがねじ山をしっかりさせたいので穴をすこしキツめに。
穴の深さは9mmを目指します。
マーカージェスターのビンディング取り付けネジの首下長が実測で7mmか8mmだったのですこし余裕をもたせます。
スキーを貫通してしまわない限り、ビンディング取り付け穴がすこし深くても弊害はないけれど、ビンディング取り付けネジの首下長よりも浅いとネジを締め込んだときにスキーの中身がソールを押してしまいソールが盛り上がってしまう。
ドリル刃の先端から9mmのところにマスキングテープを巻いて目印に。
ボール盤にドリル刃をセットして
高さ調整をして
ポンチの位置に穴を開けます。
穴を開けたら削りかすを除去して狙いの深さに穴が開けられているかをしっかりと確認。
たまたま家にあった爪楊枝の持ち手の凹凸部分がちょうど良い長さだったのでビンディング取り付け穴の確認用として役立ちました。
ここまででけっこう長くなってしまったのでビンディングの取り付けは、またあらためて。