CARV digital ski coachをシーズン使ってみての報告

昨年のスキーシーズンの終わり頃、SNSで存在を知った「CARV digital ski coach」というデジタルデバイス。

 

スキーブーツの底にマット状のセンサーを仕込み、圧力や角度、速度などを分析、独自の『Ski IQ」という指標を使って、使用者のスキー技術を判定して上手くなるためにどういう項目(エッジの角度であったり、左右のスキーの同調であったり、外スキーへの荷重であったり、前後のバランスなどなど)をアドバイスしてくれるという、まさに「デジタルスキーコーチ」。

価格は、当時のレートで日本円にして3万円ほど。

懸念されるのはすべて英語での表記となるので深く理解して使いこなすことができるかどうかというところ。

迷った挙句に、昨年の秋に注文(ウェイティングリストに登録)してスキーシーズン前には入手することができました。

スキーシーズンに入る前に手元に届いたので、初滑りの六甲山スノーパークから滑り納めのおじろまで、シーズンを通して使用。

いちばん肝心なのは、はたしてこのデバイスでスキーが上達するのか?
というところ。

もちろん、使うヒトによってさまざまだと言う前提の上ですが、あくまでワタクシ自身の結論は、シンプルにSki IQのスコアをあげることを目標に日々スキーをしていると、それだけでけっこう上手くなった、良い滑りができるようになった実感があります。

とくに整地のカービングターンでは効果テキメンで、良い滑りができればSki IQに反映されるのでとってもわかりやすい。

CARVが計測してくれるのは「Edge Simlarty」(左右のエッジの同調)「Edge Angle」(エッジ角)、「Early Edging」(早いエッジング)、「Edge Smoothness」(スムーズなエッジング)などなど、整地の雪質の良い時に有利に働く項目が大半を占めています。

コブ斜面などではSki IQで良いスコアを出すことは望めません。

しかし、スキーヤーの弱点(ターンの左右差や、外脚と内脚の荷重配分、ターンに入る時のバランスなどなど)がよくわかるので、直接的にコブ斜面を滑れるようになるわけではなくても、自分の弱点を克服するように練習していけば不整地でも上手に滑れるようになる下地はできるはず。

英語の理解や、多数あるトレーニングモードの使いこなしなどの点で、まだまだ少ない滑走日数の中ではCARVの機能、メリットを使いこなせていない感はあるのですが、単純にCARVを使ってスキーをするのは楽しい!

Ski IQのスコアをアップさせることはスキーをするモチベーションにもつながります。

スキーを上手くなりたいと考えている方にはオススメのデバイス。

 

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