妻の通勤用バイク,スズキレッツ4のエンジンがかからなくなってしまったので修理。
セルモーターは勢いよく回るのでバッテリー関連には問題がない。
キックをしてもしっかりと圧縮は感じられるので,エンジン内部には,バルブにカーボンが噛み込んだなどのトラブルはないでしょう。
とりあえずはスパークプラグを新品に交換。
これでかかりは良くないものの一度キックでエンジンがかかり安心したのですが,その後,再度エンジンがかからなくなってしまいました。
ネットで検索すると,レッツ4は「メンテナンスリッド」というものを使って故障のエラーコードを調べることができるそうなので,試してみましたがとくにエラーを表示せず。
困ってしまいましたが,症状から判断すると,うまく点火していないか,燃料がきていないかのどちらかが原因と思われます。
燃料に関しては,レッツ4にはフューエルカットセンサー(転倒検出センサー)というものがあって,うまく作動していないと燃料をカットしてしまうらしいので,フロントカウルを取り外して件のセンサーを,ドライバーのハンドルで軽く叩いてみるとなかでカチッ,カチッと作動している様子が見られたので元に戻しました。
点火のほうは、スパークプラグは新品なので問題ないとしてプラクキャップからプラグコード,イグニッションコイルまでに問題がないか。
目視ではなかなか判別できませんがイグニッションコイルに問題があればエラーコードが出るはず。
プラグキャップの内側と,プラグコードとの接続部に潤滑剤をスプレーして,しっかり確実にプラグに捩じ込んでみたところ,なんとかエンジン始動に成功。
昔乗っていた,ヤマハRZ250でもメインスイッチの接触不良でエンジンがかからなくなり,潤滑剤を鍵穴から吹き込んで復活した経験がありますが少し古いバイクは意外に単純な原因で始動不良になるものです。