すこしまえに再読してあらためて感銘を受けた、ギャビン・ライアルの名作「深夜プラス1」の新訳(とはいえ2016年に刊行されているのでなにを今さら、という感がなきにしもあらず)を読んでみたくて、いつもお世話になっている図書館の蔵書を調べてみたら慣れ親しんだ菊池 光訳の旧版しかありません。
仕方ないから購入しようかと思っていたら、電子書籍版がセールになっていて500円少々で購入することができました。ラッキー!
ということで、新訳版を読んでみての感想。
同じ作品なのですが訳の違いでおのおののキャラクターに対して受ける印象がずいぶん違う。
新訳のほうが平易な表現でストーリーが理解しやすいのはとても良い。
ただ、読んでいてのワクワク感とかカッコ良さはやはり旧訳のほうが上回っているように思えます。
新訳版は旧訳版との違いをだして新鮮味を出さなくては、という意識が強いように感じます。