テクニカファイヤーバードWC130
2021/08/03
世間ではスキーシーズンが終わったばかりですが,早々にニューマテリアルを購入しました。
テクニカファイヤーバードWC130。
現代のカービングスキーに対応したスキーブーツの礎,あるいは原形といっても過言ではない名機,ノルディカドーベルマンWCとほぼ同型のレーシングブーツです。
インナーブーツなし,シェルのみですが格安で購入することができました。
以前に試し履きしたときにラスト93mmのレース用スキーブーツとしては意外にも足の収まりが良くて違和感なく,実際にスキーをしても滑り易いであろうことが予想できる好感触だったのです。
購入後,さっそく現在使用中のヘッドラプターのインナーブーツと組み合わせてはいてみたところ,やはり良い。
かかとの収まりが良く,指先や母指球まわりには不要な圧迫感はなし。
バックルを締めこめばバシッとホールドしてくれる。
ごくごくオーソドックスな作りのスキーブーツで、目新しいニューテクノロジーなどありませんがそれだけによけい完成度の高さを感じます。
基礎スキーをやっている人々にはこの、テクニカファイヤーバードWCや、ほぼ同型の兄弟モデルであるノルディカドーベルマンWCのフレックス110のものが人気があるようですが私の体格、体重だとフレックス130ぐらいが適切だと思われます。
以前にノルディカドーベルマンWC100を使ってみたところ整地で雪質の良い斜面なら普通に滑れるものの、荒れた急斜面ではブーツの剛性が不足しているためにスキーの抑えが効かずにコントロール不能になってしまいました。
一般的に柔らかいブーツのほうが操作性が良いようなイメージがありますが使用するスキーヤーの体重、滑走スピードに応じてある程度の剛性が必要だということを学習しましたが柔らかすぎるブーツを使ったスキーシーズン、無駄にしたかも。
テクニカ/ノルディカWCは他社のものと比較して「硬い」と言われております(本年度版のSiegerより)が、ヘッドラプターR3RDと部屋で履き比べてみたところほぼ同等の感触。
実際に雪上でスキーを履いて滑ったときの剛性感はまた違うのかもしれませんが。