テクニカルへの道~ROAD TO TECNICAL~

子連れ基礎スキーヤー奮闘記

CARV デジタルスキーコーチ1シーズン使ってみて ハードウェア編

      2022/09/20

昨年から今年にかけて,デジタルスキーコーチCARVを使ってみて,ハードウェアに関しての感想を。

まず,セットアップする段階で気になるのはブーツに仕込むセンサー部分。

センサーマットは2〜3mm程の厚みがあり,バッテリーに接続するケーブルは平べったく作られているもののそれなりに頑丈に作らなければ断線の恐れもあるところなのでゴツい造り。

タイトなブーツを愛用している身としては,やはりセンサーマットの厚み分ブーツがキツくなるのは感じます。
場合によってはブーツのゼッパを削るなどの対策が必要かも。

バッテリー接続ケーブルは結構太いので違和感があるかなと思っていましたが意外に気にならず。

接続ケーブルはブーツ内側を添わせます。
付属のテープで固定するのですが,少々短い。

シューレースタイプ(紐で締め付けるタイプ)のインナーブーツで,インナーブーツを履いてからシェルに足入れをするケースでは1,2回の脱ぎ履きでテープの上側の端がめくれてしまう。

テープを別に用意して,ロアシェルの上端に届くくらいの長さに切って,テープの端をロアシェル上端の外側に折り込むようにしたら,インナーブーツ先に履いてシェルに足入れをする履きかたをしてもテープがめくれてしまって困ることは無くなりました。

3Mの強力ダクトテープ(のり残りが少ないタイプ)を使用。

ワタクシは昨年のシーズン中にホームセンターでダクトテープを購入してこの方法を使っていましたが,facebookグループの「CARV スキーコーチ日本ユーザー会」でも同じダクトテープを使って同じようにテープの端を折り込む方法が推奨されていました。

バッテリーはUSBに接続するケーブルで充電。
満充電からだと、1日スキーしたあとに充電してもものの数分で満充電に復帰するので容量はかなり余裕がある様子。

メーカーの謳い文句通り,3日くらいスキーで使うことができそう。

あまりバッテリーの充電に関しては心配する必要はありません。

バッテリーは,パワーベルト,ブースターストラップにクリップで留めて固定します。

すこし出っぱるので,スキーパンツの裾の幅に余裕がない場合はうまく被せることができないかも。

ワタクシが使っているスキーウェアのパンツ2本のうち,メインのモンベルのパンツは問題ないけれど,オンヨネのパンツは裾幅に余裕がないのでCARVのバッテリーの上から被せることができません。

このデバイスは,スマホで専用アプリを用いて使います。
ワタクシはApple iphoneで快適に使用していますがAndroidでも使用できます。
ただし,機種によっては対応していないもの,うまく動作しないものもあるそう。

デバイスとアプリのセットアップについてはとくに難しいことはありません。
ブーツにセットして,アプリを立ち上げ,アプリの指示の通りにアクティベーションをすればスムーズに使用できます。

シーズン通して使って機械的なトラブルには見舞われずに済んでいますが,先の「CARV スキーコーチ日本ユーザー会」ではセンサーのトラブル,バッテリーのトラブルで使用できなくなった方もおられます。

その場合,サポートに連絡すれば無償で正常品を送ってもらえるようです。

CARVデバイスの価格は199ドル。
これにメンバーシップ料金が必要で99ドル/6日間,199ドル/1年,298ドル/2年間。

デバイスだけの購入はできず,何らかのメンバーシップ加入が必要。

一度メンバーシップ込みで購入して,期間が過ぎたときに更新しなかった場合にはデバイスで「スキー:IQ スコア,追跡を実行,能力レベル」の測定はできる。

Carv のコーチング機能 (ヒント、指標、リアルタイムのオーディオ フィードバック、トレーニング モード、パーソナライズされたトレーニング プラン) とリーダーボードは休止となるそうです。

この価格に関しての感じかたは人それぞれ。

ここ最近の円安傾向が恨めしいところですが、個人的にはこれだけの機能のデバイスにしては割安だと感じます。

類似のデバイスに、snowcookieというものがありますがこっちは51800円。

CARVとの優劣はさておき、ブーツにセンサーを仕込むCRAVのほうが使い勝手はよさそうです。

CARVでは日本語への対応がなく、英語のみ。
Facebookの「CARV スキーコーチ日本ユーザー会」で日本語訳対応をしているものの、自分自身で翻訳アプリなど利用して良く出てくる用語の和訳をしておくなど、理解を深める努力は必要。

CRAVを1シーズン使っての感想などなど、ハードウェア関連についてのまとめでした。

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