古本食堂 原田ひ香著
2024/02/10
古本食堂 原田ひ香著
この書籍も例によってFMココロの本紹介のコーナーで知って図書館で予約していたもの。
順番待ちが長いと，どんな書籍だったかすっかり忘れてしまってあまり期待せずに読み始めましたが，かなりよかった。
主人公は両親を看取り，北海道，帯広でのんびり暮らしていた珊瑚という女性。
東京，神田神保町で小さな古書店を営んでいた兄の慈郎が急逝してしまい，古書店と持ちビルを相続した珊瑚は単身上京することに。
そして，もう一人の主役美希喜は国文科の大学院生で，生前，大叔父である慈郎のもとに通っていたこともあり古書店の営業を再開する産後の手伝いをすることに。
古本屋に集まる人々との交流や奥深い本の魅力，そして神保町の美味しい食べものが織りなす心温まる物語。
そういえば，ワタクシも大学生の頃は古書店で安く買える文庫本を片っ端らから購入しては通学のお供にしていた思い出が蘇ります。
その中で出会った何冊かのお気に入りの書籍はまだ手元にあるので，また読み返してみようか。
