スキーブーツ適合判定/セッティング装置を使ってスキーブーツセッティング
2018/10/03
先日作製した、北見工業大学学長によるスキーブーツ適合判定/セッティング装置を使って、愛用中のヘッドラプターB3RDがワタクシに適合しているかどうかの判定と、最適化のセッティングをしてみました。
解説によれば、2mm厚、20mmx20mmのアクリル板をブーツのフットベッド(ゼッパ)の裏側の爪先側/踵側、そして両方に貼り付けて(フットベッドの仰角、つまり「ランプ角」を変化させて)、装置に乗ったときのブーツコバから膝の先端の距離の変化を計測するというもの。
ですが、2mm厚だとかなり変化量が多いということなので1mm厚、硬いアクリル板だと長期間の使用でフットベッドにめり込んでしまう恐れがあるということで「低発泡塩ビ板」というすこしソフトなものを見つけ、購入してみました。
そして適当なサイズにカット。
こちらも解説では20mmx20mmでしたが、ステルステックを併用することを念頭において、35mmx35mmに。(20mmではステルステックがはみ出してしまうので)
また、ステルステック自体も1mm弱の厚みがあるのでその点も考慮する必要がありますね。
測定の際には、実際にスキーで滑走するのと同じ強さでバックルを締めてパワーベルト(ブースターストラップ)は締めない状態でおこないます。
早速、自分のブーツで測定してみたところ、
コバから膝先端
フラットな状態 42mm
爪先1mm上げ 30mm
爪先と踵1mm上げ 42mm
踵2mm上げ 55mm
となりました。
ブーツのコバと膝の先端がフットベッドに加えた変更と比例する結果が得られたのでワタクシにとってこのブーツは適切なものであると判断することができます。
さらに、踵側に2mm厚のスペーサーをかますことで理想的な数値に持っていくことができることがわかりました。
この、フットベッドの裏側に加えた変更とコバ/膝の距離が比例しない、つまり爪先側だけを上げているのにフラットなときよりも距離が減らないかむしろ増える。
フラットなときと前後に同じ厚さのスペーサーを入れている場合に距離が同じにならず増加するというケースではブーツのアッパーシェルが高すぎるという事だそうです。
とりあえずブーツのマッチングについては良い結果となりホッとしました。