ワタクシがリスペクトする書評家,目黒考二氏が大好きだったラジオ番組サントリーサタディウェイティングバーの中でお勧めされていた,リチャード・モーガンの著作「ブロークンエンジェル」を読んでみました。
この物語の世界では,人類は「スタック」と呼ばれるメモリーに記録されて,「スリーブ」と呼ばれる肉体に移植されるといつまでも生きることができるという未来。
主人公タケシ.コヴァッチはカレラ機甲部隊中尉で負傷して病院に収容されているときにパイロット ヤンシュナイダーと出会い以前考古学者と共に見つけた,火星人が残した大型宇宙船を探しにいく儲け話を持ちかけられる。
強制収容所から考古学者を連れ出し, 一山幾らで手に入れたスタックから仲間を見つけて宇宙船探しがはじまるというSF冒険小説。
壮大なストーリーでかなり面白いのですが,この作者の紡ぐストーリーの世界観になかなか馴染めず物語に没頭できない。
第1作目のオルタードカーボンを先に読んだ方が得策。