テクニカルへの道~ROAD TO TECNICAL~

子連れ基礎スキーヤー奮闘記

スキー サイドエッジビベリング

      2023/08/16

今年のスキーシーズン終了後チューンナップに出したメインのスキー,ヘッドWC REBELS i.SL RD。ベースエッジのビベリングとソールリペア,研磨はショップにお願いしたのですがサイドエッジのビベリングは自分でおこないました。

まず,前提としてスキーのエッジをビベリングする場合はバイスを使ってしっかりと固定できる環境が整っていることが必要です。

さらに,「ボーダーカッター」や「ファイルガイド」そしてエッジ用のファイル(やすり)などそれぞれにけっこう高価なもので一度に揃えるのは大変かもしれません。

 

まずはバイスにスキーを固定して

サイドエッジをスクレーパーで綺麗にします。

ボーダーカッターでエッジの脇のサイドウォールをすこし削ります。

設定したい角度のファイルガイドにファイルをセット。今回はサイドエッジの角度を88度に設定するので92度のファイルガイドを使用。

 

ファイルガイドをスキーのソールに沿わせて,ファイルがエッジにピッタリと接するように心がけて,軽く手前に引くように作業するのがポイント。

作業中にファイルや、ファイルガイドがスキーから外れてエッジの角を削ってしまわないように慎重に。

ファイルで削って角度が整い、「角」が出たらオイルストーンで滑らかに仕上げます。

オイルストーン中目→細目と二回研ぎました。

オイルストーンはしっかりと水を含ませて使うと目詰まりしにくくエッジをシャープに研げます。
ワタクシはオイルストーンはコップに水を入れたなかに浸したままで保管しています。

オイルストーンでのエッジ研ぎは,エッジにオイルストーンが密着するようにして力を入れずに軽くあてて研ぐのがコツ。

研いでいるときの感触がすこしザラザラしているものがスムースな感触になったらうまく研ぎあげることが出来たと判断。

オイルストーンのかわりにダイヤモンドファイルを使う方法もありますが,水に漬け込んでしみ込ませることができないのがネック。ドライで使うとすぐに目詰まりしてしまうし。

霧吹きを使って湿らせると使いやすいかもしれません。

当然ですが,作業が終わったら水分をしっかりと拭きとっておかないとエッジが錆びてしまいます。できればエッジ用の錆止めをしっかりと塗っておくことをお勧めします。

エッジの角度を変えたり,傷を取るためにしっかりとファイルで削るのにはテーブルやバイスなどが必要になりますが,エッジをシャープに研ぐだけならばオイルストーンやダイヤモンドファイルでスキー板をしっかりと固定しなくても作業ができるのでこまめに研いでおくのがおすすめ。


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